5/25/2014

海は海でも花の海!

こちらでは、例年のお花フェスティバルでもある「チェルシー・フラワーショー」も終わってしまいましたが、犬も花も同じで、その日に合わせて丹精込めて自分の仔を育てるというのは、なかなか達成感があるものだろうと思います。小さなオープンショーでも、ぶっつけ本番で出陳はできませんから2ヶ月以上前から申し込みしておくことになります。
ジャスパーの看病が気になり、申し込みすることも忘れてしまったので、Oちゃん、しばらくはショーには出ません。。。 前回のは、去年に申し込んでおいたショーでした。。。

今日のsoundは、映画「フィフス・エレメント」より、デイーヴァ・ダンス をと。。。
いえ、なにも根拠はないのですけど、お隣の教授夫妻が週末、ロンドンにオペラを観に出かけ、私が猫ちゃんのお世話をしているので、つい。
私自身もオペラは嫌いではないのです。ミュージカルは大嫌いですが、オペラは好きです。
そして私、大のSF好きです! このフィフス・エレメントでのディーヴァのシーンは素晴らしいと思いました。ちなみに、コスチュームは全てジャン・ポール・ゴルティエという、なんとも巨額をかけたリュック・ベッソン監督のSFコメディでした。



こちら、お天気の変動も激しく、また南部のほうで雷を伴う大雨が降ったようでした。
 私どもは北西部、先日、ダーウェント・ウォーターに行った時に、ちょっと立ち寄ったSAでの休憩場所なんですけど、もうヒナギクの海!




うちには歌姫(ディーヴァ)ではありませんけど、御姫様がいます。。。(^_^;)
いつもは、つぉ〜〜い彼女ですけど、お花の中では、 なんだかちょっぴり、おしとやか。。。かな??



Cタイムです。。。






Oちゃんのエスコートは、、、まだ慣れてませんからね。。。(..;)

 P:  なんだオーティス、遊んで欲しいのか??ん??



 そして、近くのキャッスルリッグのストーンサークルに遊びに行きました。
でも、羊さんが放たれていたので、写真撮って退却しました。。。



今週はまた、雨模様のようです。。。

BFN・・・・(^o^)/~~~


5/21/2014

初めての月命日

今日、5月21日、ジャスパーが旅立ってから丸1ヶ月となりました。あまりにも時間が経つのが早くて、まだ私の足下で寝息を立てているような錯覚を起こすこともあります。
この1ヶ月、義兄の他界も手伝って、涙が出ない日は1日もありませんでした。。。

それでも、元気なフタリがいてくれて、その姿や仕草に癒され、助けられています。
こういうときほど多頭飼いのありがたさが身に染みます。
毎朝、ジャスパーの遺灰にお灯明し、四十九日までは、お線香も焚いてあげます。日本からおリンを送っていただいたので、仕上げに、チ〜〜ン!と出来るのが なんとも心地よく感じます。そのあと、ジャスパーのお下がりの大根とニンジンをそばにいるフタリにあげます。(^_^)



今日は久しぶりにsoundを。
あのSHU君を偲んだ、 彼のこの曲 を聴いてみてください。


数年前、こちらのフラットコーテット・レトリバー・ソサエティ創立60周年記念の写真コンクールで、賞をいただいたのが、何度も観ていただいている、これでした。
2008年2月の寒い朝、ボニーに先立たれ、ひとりぼっちになったジャスパーを連れて、湖水地方北部のダーウェント・ウォーターでクロイヌ宅急便隊が現れて撮れた写真です。
この時のジャスパーは3歳11ヶ月。

季節も時間帯も、そしてお天気まで全く違うので同じようには撮れませんでしたが、昨日のフタリです。
 オーティスは、ジャスパーを撮ったところとほぼ同じところにいます。

 あいにくの曇り空で、クロイヌ宅急便隊の航路は見えませんでしたが、そこにいるだろうという気配は感じました。

Oちゃんも2歳を超えて、少しオトナになれたように思います。







 背骨のハンデもなんのその、今では姫がトップドッグです。









今年はどんな夏になるか・・・。
少しでも希望が持てるような、素敵な夏を迎えたいものです。



BFN・・・・(^o^)/~~~





5/15/2014

Welcome home Jasper!

昨日は、義兄の葬儀のために久しぶりに夫婦でロンドンに行きました。子供達とも駅で再会し、会場に行く前に、お昼を家族で食べようということになり、うっかり、外人のレビューしか読まずに選んだ、まっず〜〜いお寿司なんぞをいただき、4人でがっかり。。。
でも、日本では葬儀にお寿司はつきものだからという、無理矢理につけた言い訳でいただきました。

その後、地味に家族葬を予定していた義兄夫人でしたが、多くの友人知人が集まってくださったために、小さな葬儀会場から友人達が溢れてしまいましたが、その後の会食は、会場の親切な計らいもあり、全員に義兄を偲んで貰うことが出来ました。義兄嫁さんは、いつも義兄さんに全てをやってもらっていた人なので、戸惑いを隠せず、我が家のDaddyを含む、故人の兄弟3人が、急遽取り仕切った形になりました。なんとか済んでよかったです。

義兄さんも、ジャスパーと同じように空翔る姿を観た気がしています。そして、その彼を迎えるように一筋クロイヌ宅急便隊の航路が青空に大きく見えたのが、私をホッとさせてくれました。

ワンズをホテルに預ける事が、どうしても嫌だったので、お隣のランカスター大の教授さんに、フタリをみてもらいました。フィービーは、吠えまくったようですが、数分で慣れてくれたようでした。こういうとき、女の仔は頼れると思いました。
 というわけで、日帰りの首都訪問は、悲しいことが中心だったせいもあり大変に疲れました。

そこへ今朝、ジャスパーが戻ってきてくれました!!
実はヒトリで日本に旅に行っていたんです。私の母国にジャスパーが行けたと思うと感無量、そして小さく軽くなって帰ってきました。


ほら!!

この後ろ姿は、あまりにも似ていて涙が。。。

過去記事を見ていただけると分かると思いますが、ジャスパーはお座りして、首をかしげるポーズが得意だったのです。


追記:この犬の毛ぐるみを作っていただくときに見てもらった写真郡はこれです。





まだ健康なころからグルーミングの時に少しずつ取って置いたジャスパーのアンダーコートは120gありました。無理をお願いしてその毛からお人形を作っていただきました。
彼の癖を説明して、数枚の写真から作っていただいたのですけど、仕草といい、とても良く似ています。

大好きだったキッチンにもしばらく置いてあげました。
残ったフタリも、クンクンとしつこく匂いを嗅ぎに来ました。
あぶないですからね、今後はケースに入って貰って、リビングにいてもらいます。ケースは埃避けにもなりますからね!

ジャスパーを旅立たせて3週間、こんな姿になってもどってきました。
義兄も見送り、少し気持ちの整理が出来てきたように思います。

先週末は、久しぶりにOちゃんをショーイングしてきました。ショー会場では、多くの友人たちがジャスパーへの弔いの言葉と、私を元気づける優しい言葉もいただきました。
それでも、このブログを通した皆さんのお言葉、お気持ちが、私にとっては一番嬉しいものでした。本当に、ありがとうございました。
これまでコメント返しができないという無礼をして参りましたが、これからは、またちゃんとお返事いたしますので、どうか、よろしくお願いいたします。

Oちゃんのショーイングは、「もっと読む」をクリックください。

5/07/2014

あなたはいない。。。

あなたのいない湖、あなたのいないロンドン。。。
2014年5月7日 私が一番好きな義兄が虹の橋に向かいました。

ジャスパーをとても可愛がってくれた彼は、ジャスパーの病気を知った時、自分と同じ病であることから、お互いに頑張ろうと言ってくれました。
生体肝移植しか生きる道がなくなった彼、お酒は飲まない人でした。8年前に、ひょんな検査からリンパ腺腫の一種であるホジキン氏病だと分かり、医療に関わっていたために、ありとあらゆる治療にチャレンジしました。兄弟の中で1人、適合者がいたことから骨髄移植もしたのですが、まさか、肝臓がいきなり悪くなってしまうとは。。。

こどものいない彼と奥さんは、ロンドンの高級住宅街に住居を構えていますが、派手なことが嫌いで、質素でセンスの良い洗練された生活を送っていました。 子供がいないために私の子供達を、とっても可愛がってくれて、彼らがロンドンに暮らすようになったときは、いつでも遊びに行ける頼れる伯父さんでした。

今頃、ジャスパーと再会し、ラグビー好きだった彼がジャスパーと走っているに違いない。

ジャスパーを亡くして2週間余り、Daveが旅立ってしまうとは。。。
こんなに悲しい春は初めてです。

R.I.P. 私の大好きなふたり。。。

庭や近くの森は、こんなに春だというのに、あなたたちがいない。。。















フリーレンジのクジャク。。。

ブルーベルの森2014  



寂しい。。。


B&J

 

5/01/2014

Never let me go...

時すでに5月。 時間は容赦なく過ぎていくように感じます。
自分の気持ちを整理できず、未だにジャスパーの影を探していることに気づいたとき、やるせない気持ちになります。
フィービーに「ジャスパーがいない」と言うと、彼女は探しに行きます。Oちゃんも探しに行きます。この仔たちは、彼が何処で寝ていたかを記憶しているようです。

コメントをいただいているにも関わらず、お返事できないでいます。
涙で、字が見えなくなってしまうのです。ごめんなさい。 もう少し待っていてください。


表題の"Never let me go" とは、日本語の出来ない英国国籍日本人作家、カズオ・イシグロの著書です。邦題は「わたしを離さないで」と言います。

 映画にもなったのですが、イシグロ氏の作品は、若干異様な部分もあります。
でも、その英語表現の美しさから、今ではイギリスの大学の英文学科及び、言語学部英語学科にて、教科書の中にも扱われています。文学は芸術、言葉の表現の美しさは、絵画にも勝る芸術です。

この作品の中で、こういった表現があります。

“Memories, even your most precious ones, fade surprisingly quickly. But I don’t go along with that. The memories I value most, I don’t ever see them fading.”

原文のままで恐縮ですが、どうか、一言一言で訳してみてください。
私の今の感情にとても近い表現です。


3月30日のジャスパーです。




 そして、天国のサンニン

私が行く時は、同じように並んでいて欲しい。

B&J